占いのお仕事

「先生の占いは本当に良く当たるから。。。」

 

そう言って、一ヶ月に数回 電話鑑定を依頼してくださる

 

遠方の女性のお客様がいらっしゃいます。

 

いつも次々と占いたい内容を用意されお電話くださるので

 

その都度、真剣に占わせて頂きます。

 

私は、お客様から聞かれない限り「私個人の意見」は

 

出来るだけ言わないように心がけています。

 

ただ、純粋に占いで出た結果をお伝えしています。

 

それは何故かと言いますと、

 

やはり無限の価値観が存在し、どれが正解で不正解

 

なんてことは無いからです。

 

 

ちなみに、このお客様とのお付き合いも彼是4~5年になりましょうか。

 

「私はこんな勉強を始めたいのですが、向いていますでしょうか?」

 

「県外に引越して仕事を見つけて一人暮らしを始めたいのですがどうでしょうか?」

 

本当に次々とご相談してくださいます。

 

そして、その都度占い結果をお伝えします。

 

初対面の頃から比べると、彼女は顔色も良くなり表情も明るくなったので

 

本当に良かったなぁ。。。と思っているのですが

 

でも、彼女の状況は4~5年前から進んでいません。

 

それは何故か?

 

彼女は一切行動に起こさないのです。

 

折角、占いで前向きな結果が出ても億劫だという理由で一歩踏み出さないのです。

 

「前回の占いでヤル気になって楽しそうだったのに、どうしてやらないのですか?」

 

と、伺ったところ

 

「一人暮らししたら家賃も食費も掛かるし、支払えるか心配なんです。」

 

・・・ そうなんですねぇ。。。

 

 

占い師のお仕事というのは、お客様に占いの結果をお伝えし

 

一歩踏み出す勇気や、希望を持って頂くお手伝いをすることは出来るのですが

 

そこまでなんですよね。

 

ストーブで言えば、占い師の仕事は 口火を点けるところまで。

 

そこへさらに大きく燃え盛るように、炭や薪を投入する役目は

 

やっぱりお客様ご自身にしか出来ないのです。