私は銀座4丁目の占い師。

絵の具の色がたくさんあるように、

 

私たちにも、それぞれの役割りがあるのだなぁと思わされる。

 

 

例えば私。

 

食べることや美味しい料理と食べてもらうこと、おしゃべりすることが大好き。

 

だから、カフェとか小料理屋とか飲食店の経営者になりたかった。

 

 

でも、OLでもなく、専業主婦でもなく、ナースでも、モデルでも、女優でも、歌手でも無い。

 

銀座の占い師だ。

 

 

それは、私が子どもの頃からどうしてもそれになりたい!と、強く願った職業ではなかった。

 

そう言えば、子どもの頃は獣医になりたかったっけ。

 

 

そして、自分の周りを眺めてみても

 

生まれながらにパン屋の息子や、中小企業の社長の息子、サラリーマンの娘や、農家の娘などなど・・・

 

家業を継いでいる人、そうでない人。

 

生まれる前から、今回の人生で何をするか決めているとよく言うけれど

 

本当にそうなのかも知れない。

 

 

もちろん、人生の中でいろんな立場や職業を体験する人もいるだろう。

 

私など、そのタイプだ。

 

 

今、自分がしている立場なり仕事なりを 「なんとなく自分はこれがしたかったのだな。」と、

 

受け入れられるのであれば、だいぶ心穏やかだろう。

 

 

しかし、自分の頭で「本当はこんなことしたくないのに・・・。」と、思っていても、

 

実際に今していることが体験したいことであるから仕方ない。

 

本当にイヤならもう止めている。

 

 

そう、私は銀座の占い師になりたかったからやっている。

 

ただ、それだけなんだ。